安否確認

　３週間以上っても、第九メンバーの安否を聞くことができなかった。ほとんどのメンバーが住んでるのは岩沼、仙台、名取、亘理と津波の被害の酷いところばかり。メンバーに被害がないはずはない。それにラジオから流れてくる岩沼のライフラインや避難所の状況は私の住んでいる地域よりもずっと逼迫してる様子。昨日カテドラルにいったときに、以前のメンバーで役員もなさってたＫさんにお会いして、無事だったことにホッとした。お嬢さんご夫妻も大丈夫だったらしい。さらに沿岸部に住んでいたメンバーが津波にさらわれたが、危ないところを救助されて避難所にいることも聞いた。そして今年２５周年の岩沼第九、何らかの形で公演があるのなら声をかけて欲しいと涙を浮かべながら言っていただいた。私はメンバーがどうなってるのかオロオロするばかりだったが、暮れの公演を望んでるメンバーがいることに力をもらった。夜になって第九の代表者と連絡を取り、何人かのメンバーの無事を聞き、津波に飲まれたご夫妻がいることも聞いた。それでも「今年は絶対にやります！」という力強い声も聞けた。練習と本番に使ってる市民会館は避難所になっているので、いつもの時期には練習を始められないかもしれない。どれだけメンバーが集まるのかもわからない。でもなんとか一歩を踏み出したい。