豚の食べ比べ

　昨日は結婚記念日と家族の誕生日のお祝いを兼ねていつものイタリアンへ行った。豚肉が食べたくてＴボーンステーキをあらかじめお願いしていた。鶏フェチだった家族は最近は豚へ好みをかえてるのよね。前菜は大豆を使った冷製と滅多に食べられない羊の内臓３種を使った暖かいものの２皿。スープは新作ということで、焼きナスのポタージュ。見た目は菊芋のスープに似ていたんだけど、味が違う。茄子ってこんなに甘くて味が濃いのねぇと家族が驚いていた。パスタも２皿で、ジャガイモと鱒のニョッキ、蔵王土鶏と月山竹（かな？）の幅広パスタ。メインの豚はフレッシュなものと、震災直前から３か月熟成させたものを合わせて出していただいた。同じ豚とは思えないほど味が違う。もともとこのお店で出してくれる豚は奥入瀬の大自然黒豚とかいう種類でシンプルに焼いても美味しいお肉で、何よりも脂身が甘くて美味しい。豚の脂身の美味しさって最近知ったのよね。そのフレッシュなお肉の美味しいところと、熟成してぎゅ～～っとうまみが詰まったお肉とを食べ比べる幸せ・・・。それにしてもあの揺れをかいくぐって３か月も熟成期間をおくって、すごいよねぇ。いろんな温野菜を添えてもらった。私はひそかにジャガイモのファンなのよね。普段は芋は好きじゃないんだけど、ここで添えられてる芋は美味しい！この日出してもらったパンは自家製いリンゴ酵母のパン、ブロッコリーのパン、フェンネルのパン、クルミとレーズンのパン。
　そのあとに出してもらったのは自家製チーズの盛り合わせ。白カビチーズ、青カビチーズ、リンゴの灰で包んだもの、ミックスハーブで覆ったもののほかに、なんと２年半もワインセラーの隅で熟成させてたというのも食べさせていただいた。最後の最後の部分をいただいてしまった。うま～～っと言いながら、クルミとレーズンのパンを薄く切っていただき、黄色のプチトマトで作ったというジャムを添えて、さらに赤ワインといただくと、もうそれだけで幸せな気分。
　デザートはお祝いバージョンで盛り合わせに作っていただいた。もう、どれを食べても美味しい。名前入りお祝いメッセージ入りで焼いていただいたクッキーは家に持って帰り、二人でポリポリと食べました。
　はい、昨夜も美味しくいただきました。何かあった時にいつも美味しく頂けるお店があるって食いしん坊の我が家には大事なことですね。