久しぶりに演奏会に行った

　月曜日から今日まで、一応、春休みということにしてるがここ数日はとにかく体調が悪い。頭痛、吐き気、眩暈、だるさで素面なのに酷い二日酔い状態が続いてる。お酒を飲んでの楽しいところを省略して、二日酔いだけが残ったんじゃたまらない・・・。そんな中で月曜日の夕方には症状が軽くなったので、仙台フィルのコンサートに行ってきた。以前から気になってたんだけど、曲目も演奏会場も知らない、でもソリストが仲道郁代なのでいきたい！というミーハーな乗りではありましたが。夕方になってからネットで調べて問い合わせたら当日券が残ってるというので、急いで年寄りたちの晩ご飯を準備して、電力ホールに行ってきた。当日券には、かなりいい席が残っていた。ホールのほぼ中央でごくわずか下手寄り。鍵盤もソリストの表情もよく見える席でした。プログラムはフィンランディア、グリークのピアノ協奏曲、チャイコフスキイの５番というとってもポピュラーなもの。フィンランディアは学生オケで弾いた数少ないオケ経験の曲。グリークはピアノ協奏曲を生で聞いた初めての曲。もう演奏そのものよりも懐かしさのほうに気持ちがいってしまう。もちろん演奏もよかったんだけれど。協奏曲のアンコールはエルガーの「愛の挨拶」だった。なんて暖かくてチャーミングな音なんだろう・・・。ヴァイオリンの演奏よりも絶対こっちがいいな。もうこの演奏を聞けただけで満足でした。あぁ、惚れ直してしまいます。後半のチャイコフスキイ、実は２０年以上前に同じオケで聞いてるんだけど、その時は木管が全く物足りなく、ホルンのソロに「頼む！止まらないで・・・！！」と思うほどにドキドキしたのだが、今回は何とも甘い演奏だった。弦の音も充実して豊かな響きだった。上品な曲だったが、でも正直なところ、私としてはもっとこってりした演奏が好みだ。いや、以前は上品だのこってりだのと言ってられなかったので、仙台フィル、本当にかわったなぁ・・・と満足して帰ってきました。アンコールのシベリウスの悲しきワルツは聞かずに急いで帰って主婦モードになりましたが、久しぶりの演奏会を十分に楽しみました。